息子のイヤイヤ期のこと。外出時のイヤイヤ対策。
1歳半頃から「いや!」と言うようになった息子。「イヤイヤ期」の小さな芽がひょこんと顔を出した瞬間でした。泣くことしかできず受け身だった小さな赤ちゃんが、自分の意思をはっきりと示すことができるようになった、大きな成長の瞬間でもありました。
それにしてもこの「いや」って言葉、誰に教わるわけでもなく、日本全国の赤ちゃん共通語なのって面白い。息子にももれなく「いや」が脳内プログラミングされていました。
息子の「自我」の芽はそれからも健全にむくむく成長。「いや」の表現方法はさらにクオリティを増しバリエーションも豊かに。外出の度にスーパーでもどこでも床に転がって「いやいやいや~~~!!!!」とじたばた怒ったり泣いたり大騒ぎ。お~これはまさに「the いやいや期」だわ~!と思わず笑ってしまう私たち夫婦ですが、周囲の迷惑になってもいけないので、息子の気分が変わるいろんな提案をしてみたり、息子のいや~!な気持ちを代弁してみたり。。あの手この手で息子の気持ちの切り替わりポイントをつんつんさぐり、最終はピチピチはねる鮮魚を抱えるかのごとく連れて帰ることもしばしば。
そして最近では言葉での「いやいや」表現方法もクオリティが増して最高に面白くもあり、力がついてきたのでとーっても大変でもあり。です。
「ちがう!!ぜんぜんちがう!もうしらないっ!(←ポニョのお母さんのまね)」「かーちゃんこわい!!ちぇんじっ!しんかりおーーーーーん!!たたかいするよ!!!(←最終シンカリオンに変身します)」
3歳を目前にした今も毎日イヤイヤは発動。おうちでも外でも。時間に余裕があるときは、ぐふふ♡もう可愛いなぁこいつぅ♡とニヤニヤ眺めて楽しんだり、息子がやりたいようにやらせてあげたりするのですが、時間がないときはなんとか早く自転車に乗ってくれぇーーーーい!と奮闘。もっともっと時間に余裕をもって動かないといけないな〜といつも反省。猛省。今までは息子が好きなおもちゃやお絵描き道具などを鞄に忍ばせていたのですが、見慣れたものはさっぱり効果がなくなってしまいました。
そこで最近はお気に入りのおもちゃとは別に、息子の気分がパッ!と切り替わるような新鮮なアイテムを持ち歩くように。あらかじめ小袋にたくさん用意しておき、日替わりで3袋くらいを鞄に忍ばせています。
名付けて「ドラえもんのポケット作戦」。ひみつ道具のひとつひとつは大したものではないけれど、新鮮さがなかなか効果あり。電車やバスでの移動中、自転車に乗ってほしいとき、飲食店で料理が運ばれてくるのを待っているときなどにいやいやが発動しはじめると使っています。かーちゃんが渡すのではなく、「ドラえもんがひみつ道具を出してくれる!」という設定。
一度出したものは二度と出さないか、1週間や2週間くらいは出しません。準備する様子も絶対に見せない。
手作りの巾着は最近息子が一番好きなドラえもんモチーフ。巾着には鈴を付けていて、この音だけでも一瞬「は…!これは…ええもんでてくるかも…!」ってなってくれたりも。
現在一番効果があるのはレゴブロックを4ピースくらいずつ小分けにしているアイテム。家では大きいデュプロで遊んでいるので、レゴは目新しく、「ちっちゃいぶろっくだー♡」と興味津々。4ピースだけでも息子の気分はパッと切り替わってくれます。まだ一人で上手に遊べないのでお手伝いしながら。透明パーツやタイヤパーツなどの特殊パーツが入っているとさらに釘付けになってくれます(私も透明パーツ好きだったな〜)。
他には小さなジュースや小包装のおやつ、百均で売っているちょっとしたおもちゃ、息子が知らぬまに買ったガチャガチャのおもちゃ、シール、雑誌の切り抜き、マスキングテープ、カラフルな洗濯バサミ、小さな動物のゴム人形、指人形、光るもの、音が出るもの、動きがあるものなどなど、息子が初めて見る新鮮なものを集めています。
いつか必ず終わりがくるイヤイヤ期。「いやいや~!」と漫画みたいに全身で表現して見せてくれるのもあと少しかと思うとそんな姿もとても可愛く。でもやっぱり大変なときもあり。そんな大変さも終わってしまえば懐かしく愛おしく、またあのときの我が子に会いたい、ぎゅーっと抱きしめたいと思う日がくるのでしょう。
いやいやしながら子どもは成長の階段をのぼり、私たち親もまたそんな我が子に鍛えられ、親として人として成長させてもらっていると思うのです。子どもへの対応をどうしたらいいかとあれこれ悩み、夫婦で意見を交換しあう時間が、親子の絆、家族の絆をより一層強めてくれる時間になればいいなと思います。
「ドラえもんのポケット」に私も息子も助けてもらいながら、春のお出かけもいっぱい楽しみたいと思います♪
・・・・・
子どもとのお出かけに便利なアイテムをまとめています!