5歳息子の文字の読み書きのはなし(シンプルなあいうえお表をダウンロードできます)
息子はひらがなカタカナを読むのは得意ですが、書くのはまだできない、それよりも絵を描くことが大好きな5歳です。「練習」と呼ばれることをするのがとても苦手なので、日常の中で自然と楽しく文字を書く機会を増やせるように工夫をしています。そんな工夫やこれまでひらがなカタカナを息子に楽しく教えてくれたアイテムをまとめてみました。
目次
ひらがなカタカナの「読み」を息子に楽しく教えてくれたアイテム
息子がひらがなやカタカナに大きな興味をもった一番のきっかけは、3歳の頃に遊び始めたタブレットのおもちゃ「おべんきょうタブレット」です。
文字のボタンを押すと、文字や、その文字から始まる物の名前が音声で流れます。遊んでいるうちに、あっという間にどこに何の文字があるかを覚え、20音までで言葉や文章を作って再生することもできるので、自分の名前や変な言葉を入力して再生してはゲラゲラ大笑いして楽しんでいました。遊びの中でひらがなカタカナを自然と学ぶことができたおもちゃです。
次に、息子がひらがなやカタカナの「読み」を覚えるのに役立ったのは、浴室に貼っているおさるのジョージのあいうえお表。
大好きなジョージのキャラクターたちが登場するあいうえお表で、毎日お風呂に入るたびにこの表を使ってあいうえおクイズをして遊んでいたら、いつのまにかひらがなもカタカナもマスターしていました。ひらがなもカタカナも濁音も数字もローマ字も全てがこの一枚で網羅されているところ、見やすい大きなサイズが◎。キャラクターものやカラフルなものはリビングに貼りづらいけれど、お風呂の中なら貼りやすいので、どーんと貼っています。
ひらがなやカタカナを読めるようになると、絵本を自分一人で読むことを楽しめるようになりました。息子が自分一人でも熱中して読んでいるのが「ミッケ!」のシリーズ。遊べる宝探し絵本です。
おもちゃがいっぱいの写真の中から、隠れているものを探し出すゲーム絵本。読む練習になるだけでなく、物の名前をたくさん知ることができるので、息子の語彙もぐんと増えました。
↓おすすめのタブレットおもちゃやあいうえお表、絵本を取り扱っているショップをこちらでまとめています。
ひらがなカタカナの「書く」を楽しく練習できるアイテム
ひらがなカタカナを読めるようになった4歳の息子は、書くことにも興味を持ち始めました。「書く」練習に最初に使ったのは、ホワイトボードみたいに書いて消して繰り返しおけいこできる、ひらがなワークブック「かいてけせる ひらがな (学研の幼児ワーク)」。
クレヨンや100円ショップで買えるホワイトボード用マーカーペンで書いて、ティッシュで簡単に消すことができる紙でできたワークです。書いて消してを繰り返すことができるのが面白い!と息子も楽しく取り組んでいました。
最初は「文字を書く」ことにも興味津々だった息子ですが、次第に文字を書くことから遠ざかるように。文字を書くのって、ひらがなって、大人が思う以上に難しい。いっぱい書いて覚えて、集中力も必要です。自転車にせよ、「こつこつ練習すること」が苦手な息子は、5歳を過ぎる頃にはすっかり文字離れをしていました。
本屋さんで各出版社が出しているいろんな可愛い楽しそうなワークを一緒に見てみても、「こんなかんたんなものはやりたくない!」とどれも見向きもせず。そんな意地っ張りな息子の心を射止めたのが「うんこドリルシリーズ」。
漢字ドリルが有名ですが、ひらがなやカタカナなどのドリルもあるのです。「うんこドリル ひらがな4・5さい」という一冊を、驚くべき集中力で取り組んでいました。大量に登場する「うんこ」にちなんだ謎の例文を読み進めるのが面白かったようです。うんこの力、恐るべし。
日常の中で文字を書く機会をつくるための我が家の工夫
うんこドリルには興味津々でしたが、やっぱりなぞり書きをするような「文字の練習」はしたくない息子。私自身、小学校に入るまで文字の練習を一切することなく毎日泥んこになって遊び続ける子どもでしたが、入学してからあっというまに文字が書けるようになりました。息子も入学までの残り一年、自分のペースで楽しく文字と関わっていってもらえたらいいなと思っています。5歳になると、文字を上手に書けるようになっている子も増えてきますが、急がず焦らず。その子にとってまだそのときじゃない時期にものすごーく時間をかけて一生懸命練習することを、「そのとき」になると一瞬で吸収してできるようになってしまうのが子どもの力なのだと、私が尊敬する先生がおっしゃっていました。息子のこれまでの成長を見ていて、本当にその通りだな〜と感じます。
日常の中で自然と楽しく文字を書く機会を増やしてあげられたらいいなと思い、息子のおえかきスペースにはシンプルな「ひらがな/カタカナ/数字の表」を掲示しています。壁には以前から貼っていたのですが、表を見ながら文字を書きやすいように透明デスクマットの下にも敷いてみました。
透明デスクマットはあいうえお表以外にもおえかきした絵やお気に入りのキャラクターのイラストなどを挟むことができたり、クレヨンや絵の具で遊ぶときにも机が汚れるのを防いでくれてとても便利です♪
じいじばあばへ、お友達へ、手紙を書こう!と誘ったり、おえかきをしたときには作品にタイトルを書こう!と声をかけたり、家の中につけるちょっとしたタグや名札などの文字を息子に書いてもらったり。
日常の中で、自然と文字を書く機会を作るようにしています。
シンプルなあいうえお表を壁を傷付けずシンプルに飾る
息子のあいうえお表は、息子と一緒に何を描くか相談し合いながら手描きでイラストを描いたものを飾っていたのですが、今はイラストがなくても文字はしっかり読めるので、シンプルな文字だけのあいうえお表を用意することに。一枚の中にひらがな、カタカナ、数字が書かれた必要な情報だけでできた表が欲しかったのですがなかなか市販のものではなかったので、シンプルなデザインで作ってみました。
↑こちらからダウンロードできるので、よかったらプリントアウトしてお使いください(プリントすると白いフチができるので、気になる場合はカットしてください)。A4サイズで印刷して、コンビニのプリンターで拡大印刷をすれば大きなサイズにすることもできます。
あいうえお表は、マスキングテープでそのまま壁に飾ったり額に入れて飾る方法以外にも、100円ショップで購入できるスチレンボード(COLOR BOARDなどの商品名で販売されています)に貼り付けて壁に貼り付ける方法も。我が家では壁にマスキングテープを貼り、そこに両面テープを貼って貼り付けています。壁を傷つけることなく、シンプルにすっきり飾ることができますよ。
今は、あいうえお表を見ながらゆっくりゆっくりですが、文字を書いています。簡単なカタカナや数字ならいくつか書けるようになったり、「この字はこの字と形が似てるから書けるよ!」と得意げに書いてくれたりも。少しずつ少しずつ書ける文字が増えることで、表現の世界が広がっていくのを楽しんでくれたらいいなと思います。