中古マンション和室を洋室にリフォームした話(費用・やって良かったこと・気になっていること等)
築40年、2LDKの中古マンションに家族3人で8年住んできました。息子が大きくなってきたので子ども部屋、収納について見直すことに。家の中の動線を変えるため、住みながらのリノベーション工事をしました。今回の工事で「和室の洋室化」をしたので、そのことについてまとめてみようと思います。
今回は一番奥の部屋をリビング経由の小さな子ども部屋にすべく、間取りをこんな感じに変える工事をしました。↓

目次
1. 和室を洋室にした理由
4畳半のこの部屋。マンションによくある、リビング横にくっついた和室です。この部屋を「中和室」と呼ぶそうなのですが、角部屋でない限り窓がなく、エアコンもなく、閉め切って子ども部屋にするにはなかなか使いづらい部屋なのです。

一方で、隣のリビングスペースとつながっているため、オープンにして、リビングを広々と使えるというメリットもあります。我が家では家族で寝る寝室として使ってきました。
↓ちなみに私が育ったこの写真の家にも中和室があり、ふすまを取っ払ったオープンな子ども部屋でした。

和室自体はごろごろできて好きなのですが、だんだん古くなって傷んでくると足に刺さるし、ほこりや傷んだ畳の粉?が目地や畳と畳の隙間に詰まって掃除機でも吸い出せない!

畳の張り替え、特に入れ替えになるとびっくりするほど値段が高くて、いっそのこと洋室に変えてしまおう!という結論に至りました。
2. 和室を洋室に変えるための工事と費用
今回は近所のリフォーム専門の工務店さんに依頼しました。
和室を洋室に変えるために今回行った作業内容がこちら。
・畳の処分→フローリングを貼る
・壁や天井の壁紙を変える
・壁の一部を広げたり一部を狭くする
・ふすまを外して、レールの枠を取りフラットに
・カーテンレールをつける
・押し入れのクローゼット化
費用は工務店さんによってピンキリです。デザイナーさんがいて細かくデザインを打ち合わせしてくれるようなところは高額になります。その分仕上がりは満足のいくものになると思います。

今回は低予算で抑えたかったので、近所の安さが売りな工務店さんで、「ここをこうしてほしい!」「わかりました!」というとてもシンプルな流れでお願いしました。和室の洋室化にかかった費用はクローゼット部分を除いて50万円ほど。高いと100万円くらいはかかると思います。この部分だけの工事期間は1週間ほどでした。
3. ふすまをカーテンに変更
ふすまを取る代わりに引き戸などをつけられたら良かったのですが、予算を抑えたかったので、カーテンを仕切りにすることにしました。

ここが寝室なので、リビングの電気がついているときにまぶしいため仕切りは欲しくて。最初はロールカーテンを検討したのですが、すぐ隣がキッチンなので、汚れても洗える布カーテンをつけることに。

カーブしたカーテンレールをつけてもらい(TOSO ニューリブという病院などで使われるレールです)、カーテンは無印で購入。無印はカーテンのサイズをオーダーできるので、縦にも横にも必要なサイズのものを作ってもらえます(選んだのは綿洗いざらし平織ノンプリーツカーテン)。

押し入れのふすまもなくなり、この奥はウォークインのファミリークローゼットを作ったのですが、入口にはロールカーテンを設置しました。

つっぱりタイプなので自分で設置しやすく、コードレスなので見た目もすっきりして気に入っています。
4. 洋室に変えてよかったこと
できあがった洋室がこちら!

①【広く明るくなった】
和室の頃と比べて柱がなくなり、全体的に白が多くなり、明るく広々とした印象になりました。
②【掃除がしやすくなった】
洋室の一番のメリットは掃除のしやすさです。フローリングだと少しでもほこりやごみがあればすぐに気づけて掃除ができますが、これが畳だったら気づけていませんでした…!隙間もなく、すいすいっと掃除機がかけられて感動!

5. 工事をしたけれど気になっていること
①【フローリングのつぎはぎ感】
フローリングはどんどん新しい商品に作り替えられていくので、リビングと同じフローリングでというのは難しく、雰囲気の似たものを選びました。間を繋ぐ見切り板も必要なので、どうしてもつぎはぎ感が出てしまいました。予算が多ければ全てのフローリングを貼り直すのが一番綺麗ですし、例えば新しい洋室部分のフローリングは思い切って色を変えたり、開口部を小さくすればここまで目立たないかもしれません。

②【開口部の凹凸が目立つ】
古いマンション特有の凹凸と、今回新しくついた枠、カーテンレールなどが集結してるのが気になります。壁を低くしてレールを隠したり、もっとすっきりしたデザインの枠だったり、アーチ状になった開口部だと可愛いかなと思います。

他にも、、壁紙の色を一部変えたり、ファミリークローゼット入口の開口部をアーチにしたり、室内窓つけたり、、などなど願望はたくさん。。あとは自分たちで工夫しながらお気に入りのスペースにしていきたいなと思います。
6. 4畳半、家族3人の寝室としての使い方
和室の頃と変わらず、家族3人の寝室として洋室になってからも使っています。

畳と違ってフローリングになりクッション性がなくなったこと、カビが生えることが心配なので、通気性の良いマットレスを新調しました。

選んだのは、丸洗いもできる春雨みたいなエアリーマットレス。

夫婦ともに腰痛もちですが、このマットレスに変えてから体が楽!もっと高額な良いマットレスもあると思いますが、コスパ的には文句なしです。
セミダブルサイズを2つ置いて、4畳半だと少しだけ余白がある状態。
三つ折りできるので、朝になったら畳んで、すのこの上に。押し入れがなく布団収納場所がないので、ちょうど少し壁があるこの部分におさめて隠しています。

2つのマットレスの間に隙間ができないように、春から秋にかけてはサラッと使えるファミリーサイズのコットンのキルティング敷きパッドを敷いています。

冬はマイクロファイバーのファミリーサイズふわふわあったか敷きパッド。気持ちよくて布団から出られません。

布団を敷くと残りのスペースがほぼないので、ケーブルやwifiルーターなどはまとめてこの収納ボックスに。薄いのに大容量!

この上にプロジェクターを置いておうち映画館を楽しんでいます。日中部屋は真っ暗になりませんが、少し明るくてもちゃんと綺麗に映る、音も綺麗なアンカーのプロジェクターです。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。和室を洋室に変えてみたいなと思っている方の参考に少しでもなれれば幸いです。今回の工事で行ったファミリークローゼットづくり、さらに奥につくった小さな子ども部屋スペースについても、今後ご紹介できればと思います。