帰宅後リビングを通る動線に!築40年マンションで子ども部屋作りリフォームをした話

帰宅後リビングを通る動線に!築40年マンションで子ども部屋作りリフォームをした話

現在小学3年生の息子の今後を考えて、子ども部屋作り計画を始めました。思春期になっても部屋にこもりっぱなしにならないようにするにはどうしたらよいか、家族で会議を重ねた結果、動線を変えるリフォームをすることに。今回の子ども部屋作りリフォームへの想いや工夫をまとめてみました!

1. 子ども部屋をつくりたい!

築40年、2LDKのマンションに家族3人で暮らしています。普段はいつもリビングで3人一緒に過ごしていて、夜も親子一緒に寝ているのですが、これから思春期になって成長していく息子のため、狭くても個室を用意できるといいなと考えるように。

子ども部屋として使える可能性のある部屋は、
①リビングとほぼ一体となっている和室(窓なしエアコンなし)
②玄関入ってすぐの物置き&作業部屋に使っている洋室

の2ヶ所です。

ですが、問題も色々あって、
①「和室」を息子用の個室にすると、エアコンがつけられないので蒸し風呂になってしまう。
②「玄関横の洋室」を息子用にすると、キャンプ道具や仕事道具の収納スペースが全く足りない…!さらに、玄関入ってすぐの部屋だとリビングに顔を出してくれなくなる未来が想像できちゃう。。

2. 帰宅後リビングを通る動線に変えるリフォーム

そんな課題を解決すべく、いろんな案を夫婦で考えてきました。例えば思いついたひとつの案はリビングの窓際に小さな個室を造作すること。和室の寝室も玄関横の物置部屋もこれまで通り確保できるし、リビングにも出てきてもらえるぞ!と。↓こんな感じのね。

デザイン次第でこの案はかなり良いな〜と今でも思っているのですが、リビングを明るく広々と家族みんなの憩いの場所にしたい想いも大きいので、この案は採用されずでした。

そして最後に残った案が、動線を変えてしまおう作戦!
①「玄関横の洋室」に入る扉をなくし壁にして、いったんリビングに出てきてもらう動線に変える。

②「玄関横の洋室」のスペースを小さくして、削ったスペースと隣の和室の押し入れをくっつけてファミリークローゼットをつくる。

といういうものです。
予算を抑えたかったので、デザインや構造は自分たちで考えて設計図を書いて近所のリフォーム店に持ち込み、工事の依頼をしました。

合わせて和室を洋室化する工事もしました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

3. 思春期に向けて、4畳の小部屋への4つの工夫

今後息子にもやってくるであろう思春期。家族との密な関係から離れ、自分自身と向き合うようになるとても大切な時期です。友人と一緒に過ごす時間、ひとりで過ごす時間、環境を尊重してあげたいと思う一方、悩み多き未熟な時期でもあるので、親として適度に距離を保ちながら見守ってあげたいなと思っています。

今回の子ども部屋作りでこれからの息子のため、工夫したことは次の4つ。

①小さくても扉のある、プライバシーが守られた個室
6.5畳を4畳にサイズダウンし、家族の収納スペースの確保を。プライバシーも守りつつ、リビングに出てきてほしいので個室の居心地の良さはほどほどにする作戦。

②帰宅後は一度リビングの扉を開ける動線
玄関から直結だった扉はなくして壁にし、帰宅後はリビングのドアをいったん開ける動線に作り替えました。

夜間、キッチンやトイレ、浴室に行きたいときに、元和室で眠っている父母の横を行き来する動線だと気を遣うだろうなと想像できるため、


リビング扉を出たすぐ隣、ファミリークローゼットがある位置の壁にも開口部を作りました。

帰宅後リビング扉を開けてすぐに自室方向へ行けてしまうのですが、「リビング扉をいったん開ける」ことを重視しています。

③安全のための扉選び
開き戸はデッドスペースができてしまうので引き戸(スライドドア)を選びました。部屋に閉じこもりたくて中からつっぱりをしてしまったり、災害時にひっかかって開かなくなってしまうことを防ぎたくて通常とは反対向きに設置しています。

④室内窓の設置
4畳という小さなスペースなので、圧迫感をなくすため、廊下から声かけもできるように、開く角度の小さい室内窓を設置しました。

4. 収納なし4畳の子ども部屋

こうして完成した4畳の小部屋がこちら。床や壁紙も新しく貼り替えました。

室内にクローゼットなどの収納スペースはなく、元々の部屋の構造上、凹凸の多い複雑な形をしています。

凹凸にうまくおさまるように、空間を活かせるような家具配置を考え中。ほとんどは元々家にあったものを並べています。

高さのある収納棚は地震の時が心配なので、低めの収納付き、コーナー部分のスペースを活かせるコンパクトだけど広々使えるL字型のデスクを選びました。

ベッドは並べ方でサイズや形状を変えられるパレットタイプ。
今はまだ家族一緒に寝ているのでベッドとしては使っておらず、ぬいぐるみたちに囲まれる癒しのソファスペースとして使っています。


今回は我が家の子ども部屋作りリフォームについてまとめてみました。
各家庭それぞれに環境も違えば、子ども部屋の在り方、想いは十人十色だと思います。現在想定していることも、今後どうなるか分かりません。それでも今未来に向けてできることをやってみようと思い、始めた今回の子ども部屋作り。その時その時でやってくる課題にこれからも家族一緒に向き合いながら、家づくりを考えていけたらいいなと思います。

もっと予算があれば、広さや部屋数が多ければまた違った選択をしていたかと思います。一風変わった今回のリフォームですが、子ども部屋作りについて同じく悩んでいらっしゃる方の、ひとつの参考になれば幸いです。

気になることがありましたら、Instagram(@kinako_710)のDMにメッセージをいただけましたらお答えできる範囲でお返事します!

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